こんにちは。元高校英語教員で現在おうち英語に取り組んでいるアスパラガスです。よく話題になるトピック、「週1回の英会話で英語ができるようになるか」について考えてみます。
※この記事での「英会話」とは、英会話教室やオンライン英会話レッスンを指します
週1回の英会話で英語ができるようになるのか?
結論「人による」
です。いや、そりゃそうです、人によります。そもそも、「英語ができる」ってなんでしょうか。英語で会話できること?英検に合格すること?「英語ができる」の定義が違うので、できるようになるかどうかは断言できません。
週1回の英会話で英語力が伸びるか?
「英語力が伸びるか」に関してですが、スタート地点から比べたらそれは伸びると思います。1年間続ければ、知らなかった単語や言い回しを覚えたりすることができるのではないでしょうか。
ただ、やはり週1回の英会話では効果は限定的だと考えられます。
高校ではほとんど毎日英語の授業があります。毎週単語テストをして、学期ごとに1〜2回テストをします。その過程で生徒の英語力は伸びていきます。
それに比べて、週1回の英会話教室となると、テストもなく、モチベーションもなく、ただなんとなく受けるだけになってしまいがちです。
大切なのは、復習することです。なかなか時間を取るのは難しいかもしれませんが、寝る前の5分、1分でも復習をすると定着する率がかなり上がります。
エビングハウスの忘却曲線
「エビングハウスの忘却曲線」をご存知ですか。復習しないと、人はすぐに忘れてしまいます。しかし、復習することで、忘れることを防ぐことができます。つまり、長期記憶に残すことができるのです。
エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した、特に中期記憶(長期記憶)に対する時間の経過と記憶の関係を表した曲線のことをいいます。
人の記憶は「時間が経つほど忘れてしまう」ものです。
エビングハウスはこの時間と記憶の相関関係における実験を行い、
- 1日後には74%
- 1週間後には77%
- 1か月後には79%
の記憶を忘れてしまうことを、この忘却曲線にて示しました。
気になる方は、「エビングハウスの忘却曲線」で検索してみてください。
家庭での学習方法
効果を最大限にしたいのなら、レッスンで学んだことを復習するなどの家での取り組みが大切です。
例えば、レッスンで扱った単語やフレーズを紙に書き出し、部屋やトイレに貼っておくことで復習ができますね。また、寝る前に親子で確認するのもいいでしょう。
他にも、英語の本を読んだり、動画を見たり、歌を聞いたりすることができますね。
効果を最大限にするなら英会話×おうち英語
週1回の英会話では英語力の伸びは限定されてしまいます。大切なことは、英語に触れる量を増やすことです。そこで、おすすめしたいのは「おうち英語」です。おうち英語とは、文字通り、おうちで英語に取り組むことです。
おうち英語のやり方は、「おうち英語 やり方」などと検索するとたくさんの情報が出てきます。我が家は「頑張らない!ゆるゆる!低予算!」のおうち英語に取り組んでいます。もし参考にしたい方がいたらこちらを参考にしてください。
まとめ
週1回の英会話で英語ができるようになるのか?ということですが、「英語ができる」の定義によります。やらなかった場合と比べれば、多少は英語力は伸びると思われます。しかし、週1の英会話のみでは英語に触れる機会が圧倒的に足りません。復習したり、おうちで英語に取り組んだりすることで効果をより高めることができます。
頑張らなくても、高額課金をしなくても、おうち英語はできます!
これからもおうち英語情報を発信していくので、よろしくお願いします。
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