アスパラガスのおうち英語

TOEIC960点元英語教員のゆるおうち英語

下手な英語でも子どもに英語の読み聞かせをするべきか

こんにちは、元高校英語教員で現在おうち英語に取り組んでいるアスパラガスです。

 

みなさんは子どもに英語で読み聞かせをしていますか?この記事を読んでくださっている方の中には「下手な英語でも子どもに読み聞かせすべきか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。結論から言うと、読み聞かせが親にとって苦行ではないのであれば。読み聞かせることをおすすめします。

1. 読み聞かせの目的は?

まず最初に、なぜ子どもに英語の読み聞かせをしたいのか、その目的をなんでしょうか?英語の読み聞かせをしようと考える人の多くが、子どもが英語に触れる機会を増やすために行おうと考えていると思います。「英語のインプット」という点だけで考えたら、下手な英語では読み聞かせしない方がいいです。なぜなら、子どもがその下手な英語を真似するからです。

私の発音は、日本人英語です。息子には真似して欲しくないです。しかし、それでも英語の読み聞かせをします。

その大きな理由は、読み聞かせの目的が「親子で英語を楽しむ時間をつくる」だからです。一緒に絵本を読んで、絵本の世界を楽しんだり、英語に触れたりする時間を作りたいからです。

2. 下手な英語でも構わない理由

完璧な発音や文法を気にする必要はありません。低年齢の子どもたちは、親が一生懸命に英語で読み聞かせをしてくれることを喜ぶことがほとんどです。その理由をいくつか挙げてみます。

  1. モデリング行動: 子どもは親の行動をよく見て学びます。親が新しいことに挑戦する姿勢を見せることで、子どもも英語に対する興味や好奇心を持つようになります。

  2. 努力の価値: 子どもにとって、親が一生懸命に英語で読み聞かせをする姿は、努力の価値を教える素晴らしい機会です。「完璧でなくてもいいから、挑戦することが大事」というメッセージを伝えることができます。

  3. 共通の学びの場: 親子で一緒に学ぶという経験は、子どもにとっても親にとっても貴重です。お互いに学び合い、成長する機会を共有することで、親子の絆がさらに深まります。

3. 楽しい英語時間を作るための工夫

読み聞かせの時間を楽しくするための工夫はたくさんあります。基本的には日本語の本を読み聞かせる時と同じです。

  1. 絵本を選ぶ: 子どもが興味を持つテーマの絵本を選びましょう。カラフルなイラストやシンプルなストーリーの絵本は、子どもの興味を引きやすいです。

  2. 音楽やリズムを取り入れる: 英語の歌やリズムに合わせて絵本を読み聞かせると、子どもはより楽しむことができます。リズミカルな読み方は、言葉の抑揚やリズム感を養うのに役立ちます。

  3. インタラクティブな読み方: 絵本の中のキャラクターになりきって声を変えたり、子どもに質問を投げかけたりして、双方向的な読み聞かせを心掛けましょう。例えば、「この動物は何をしていると思う?」など、子どもの想像力を刺激する質問をすることで、会話が弾みます。

  4. ジェスチャーや表情を使う: 読み聞かせの際に、ジェスチャーや表情を豊かに使うことで、物語の内容をより生き生きと伝えることができます。ジェスチャーを使うと、話の内容の理解が深まります。また、大袈裟に読むことで子どもは単純に喜ぶことが多いです。

4. 英語の読み聞かせを通じて親子で成長

英語の読み聞かせは、単なる言語学習ではありません。親子が一緒に楽しむ時間であり、お互いに成長するための大切な機会です。親子で絵本を読みながら笑ったり、キャラクターの声を真似して遊んだりする時間は、子どもにとってかけがえのない思い出となるでしょう。

また、親自身も読み聞かせを通じて英語力を向上させることができます。「貨物列車」って英語で何というかご存知ですか?”freight train”と言います。実は、私は知らなかったのですが、読み聞かせを通して知ることができました。他にも、動物の鳴き声くしゃみなど、英語では日本語と違う表現をします。読み聞かせを続けることで、少しずつ発音やリズム、語彙が身についていきます。子どもと一緒に成長する喜びを感じながら、英語の読み聞かせを楽むことができます。

5. 読み聞かせを始めるためのステップ

  1. 簡単な絵本から始める: 最初は短くて簡単な絵本から始めましょう。シンプルなストーリーであれば、親も子どもも理解しやすく、楽しんで読み進めることができます。

  2. オンラインで見つけられるリソースを活用する: 発音が不安な場合は、オンラインで提供されている読み聞かせ動画を参考にするのも良い方法です。YouTubeや教育アプリには、ネイティブスピーカーが読み聞かせをしている動画がたくさんあります。

    参考記事はこちら↓

  3. 無理なく続ける: 読み聞かせを無理に毎日行う必要はありません。親も子どもも楽しめる頻度で、無理なく続けることが大切です。

7. 最後に

下手な英語でも子どもに英語の読み聞かせをすることは、親子にとって素晴らしい経験となります。完璧さを求めず、親子で一緒に楽しむことを第一に考えてください。読み聞かせを通じて、子どもが英語に親しみを持っていくことでしょう。とはいえ、最近は義務的な読み聞かせをしているので、初心にかえりたいと思います。以上、自身への自戒を込めた記事でした。